カシオン山から世界最古の都市ダマスカスを眺める!

ダマスカスの夕景(18:47)

 ダマスカス中心部から北西方向にカシオン山があります。そこからの眺めは絶景で、地元の人たちも週末には弁当持参で大勢やって来るようです。そして、今日はその週末なので交通渋滞に巻き込まれないように、私たちは早くからカシオン山にやって来ました。そのおかげでダマスカスの夕景も眺めることができました。
 ダマスカスは世界で最古の都市です。より正確に言うならば、継続的に住み続けている世界最古の都市の一つです。そんな貴重な都市の全貌を眺め渡すことができて感動的です。
 中央やや右側に、白いロケット型のフォーシーズンズホテルが見えています。その左側の高層ビル群の左後方にウマイヤド・モスクなどがある旧市街があります。ダマスカス旧市街は全体が「古代都市ダマスカス」として世界遺産に登録されています。


ウマイヤド・モスク、発見!

 肉眼では見つけることができなかったのですが、カメラを10倍ズームにして、少しずつずらしながら見ていて、偶然発見しました。画面中央に見えているのが、大きな長方形の中庭のあるウマイヤドモスクです。モスク周辺の旧市街が高いビルの多い新市街に取り囲まれているのがよくわかります。
 ウマイヤド・モスクは現存する世界最古のモスクです。それをカシオン山から発見できるとは思っていませんでした。ある程度の予備知識をもって、よほど注意深く探さないと、発見するのは難しいと思います。そんなわけで、この角度からのウマイヤド・モスクの写真はかなり貴重だと思いますよ。


ダマスカスの夜景(20:32)

 ロケット型のフォーシーズンズホテルが右側に見えます。その左側、画面のほぼ中央で最も光が集中し、黄色く光り輝く所がウマイヤド・モスクです。
 カシオン山中腹のレストランで夕食をとった後のダマスカスの夜景です。夜にもなると、かなり涼しくなっていて、風がさわやかに感じられます。この周辺もダマスカス市民の若者グループや家族連れ、カップルでごった返しています。夜店もあちこちで商売繁盛のようです。カシオン山全体がまるで祭りのようです。

ハシムの世界史への旅   ヨルダン・シリア旅行記TOP   前のページ   次のページ